履歴書・職務経歴書ここだけは注意したい

履歴書・職務経歴書は、転職時の書類審査で応募先企業に提出し、面接担当者の目に直接とまるものです。

単にあなたの情報だけを並べるのではなく、担当者が面接してみたいと思える履歴書・職務経歴書にしましょう。

履歴書・職務経歴書、特に履歴書は採用されたあとでも、職員のデーターベースとして長く社内で利用されます。

それだけに、ウソを書くことはだめです。ウソは、社会人として問題があるばかりか、重要な項目の詐称によって、会社が損害を受けた場合、私文書偽造で訴えられることもあります。

履歴書

履歴書は、転職の際の最も一般的な応募書類です。応募者数が多いときは、履歴書での「書類選考」で、面接まで行けるかどうか決まります。

面接官として選考をした経験から、履歴書は、書類選考時、面接、面接後の採用決定の会議時に必ず参考にします。

面接の内容を採用には最も重要しますが、面接をしている時間より、面接官が履歴書を見ている時間のほうが長いでしょう。
それだけに、自分をアピールできる書類として書きたいところです。

履歴書は、A4(A3見開き)かB5(B4見開き)か

応募する会社の指定がなければ、どちらでも問題ないでしょう。

現在、公官庁も含めてビジネス文書は、A版になっていますので、A4(A3見開き)を使うのがいいでしょう。

手書き用で売っている履歴書用紙は、A4(A3見開き)が多いようです。パソコンで作る場合、A4(B5)を2枚使う選択肢も出てきます。

求人誌に付いている履歴書は、求人誌のロゴが入っていたりするので、使うのはやめましょう。

履歴書は、手書きがいいか、パソコンがいいか

会社の指定がなければ、どちらでもいいでしょう。

履歴書は、読みやすく、間違いがないことが重要です。手書きでも、下書きは必要ですし、複数の会社への応募を考えると、まずはパソコンで内容をよく考えて作ることがいいでしょう。

手書きの注意点

手書きの問題点は、書き間違いです。しかし、履歴書を書く筆記道具は、黒ボールペンなど「修正できない」ものを使いましょう。
フリクション・ボールなど、消せるボールペンは非常に便利ですが、正式な文書としての履歴書には使えません。

途中で書き間違っても、修正液やテープを使うのもダメです。間違い即、書き直しです。「提出時間直前に間違いを見つけてしまった」ときは、文書訂正のルールに則って、
1 間違い箇所に二重線
2 間違い箇所の、上または下に正しい内容を書く
3 二重線の上に訂正印を押す
となります。間違い、訂正がないようにしましょう。

パソコンの注意点

主張したいために、太字や、アンダーラインなどを使いたいところですが、できれば使わないほうがいいでしょう。使いたいときは、熟考して、どうしても、というところだけにしてください。文字色の変更とか過度の装飾は避けます。

言うまでもないですが、フォントは明朝かゴシックにします。POPや丸文字など間違っても使わないように。

パソコンで作る際の問題点は、印刷です。A3又はB4見開き1枚にしたいとき、家庭のプリンターがA4までしか対応してない場合は、コンビニに走ることになります。

しかし、「おうち」での作業も一般的になりましたので、A4またはB5を2枚印刷して、クリップでとめて提出しても問題はありません。

写真は、写真データを貼り付けるのではなく、別途、用意してのりで貼り付けましょう。

まだまだ、手書きの履歴書が主流ですから、面接時に「パソコンで作成したのはなぜですか」の質問への答えを準備しておきましょう。

この質問は、選考に関わるような重要ものではないので、「パソコンのスキルがあるところをお見せしたかったためです。」くらいで十分かと思います。

記入項目

履歴書には主に、次の項目があります。

  • あなたの氏名住所など基本情報
  • 学歴・職歴
  • 免許・資格
  • 志望動機・アピールポイント
  • 趣味・特技
  • 本人希望欄

共通して注意するのは、正確に書く、特に学校名など略さないで書くこと、年は西暦でも和暦でもいいが、履歴書内で統一する、などです。それでは、注意を要するものを説明します。

学歴

  • 転職の場合は、高校入学以降を記入します。
  • 「学歴」と欄中央に書いてから書き始めます。
  • 入学・卒業、入社・退社で学校名、会社名を「同上」で省略したくなりますが、両方とも正式名称を記入します。
  • 浪人、休学、留年などは特に記入する必要はありませんが、面接の時に答えられるようにしておきましょう。
  • 留学など、アピールポイントになるものは記載します。

職歴

学歴の下に一行開けて、「職歴」と欄中央に書き、次の行から書き始めます。
退職で自己都合のときは、「一身上の都合により退社」と書くのが一般的です。

私としては、「退社」だけでいいと思いますが、どちらにしても面接で退職理由を聞かれたときには答えられるようにしておきましょう。

免許・資格

学歴・職歴は古い順に書きますが、免許・資格はアピール度の高いものを先に書きます。

面接官にとって馴染みのない資格なら、資格の内容について面接で質問が来るかもしれません。いずれにしても、自分で書いたものについては、説明ができるようにしておきます。

応募先に全く関係ない資格を書く必要はありません。趣味的な資格は、特技欄に書きます。

運転免許も持っていない人は少ないと思いますが、全く、免許・資格を持っていない人は「特になし」と書きます。

志望動機・アピールポイント

「なぜ、その会社で働きたいか」を伝えるところです。

  • なぜ、多くの会社から選んだのか
  • 会社で自分のどのような能力を活かせるか
  • どのようなことをして会社の役に立ちたいか

などを書きます。
ここの欄は、80点くらいをとるつもりで、頑張りすぎないで書いたほうがいいと思います。

あまり熱く、「貴社のここに惚れて、私のこの能力は、貴社でしか活かせない!」などと書いても、面接官にもよりますが、ウザいだけですし、「では、不採用になったらどうするの?」と面接で突っ込まれて終わりです。

だからといって、手を抜けば、面接にもたどり着きませんので「ほどほどに」熱く、冷静に書いてください。

そのためには、応募先のホームページを見て研究する、業界を調べる、自分にあっている理由をまとめる、など、最低限の準備はしましょう。

志望動機・アピールポイントは、面接で必ず聞かれるところですので、みんな力を入れて書いています。それだけに、差が出ないところでもあります。変に差を出すように意識する必要はありません。

本人希望欄

書く内容は様々です。「営業職を希望します」など入社後の職務希望を書く、「親の介護があるので、〇〇時以降の残業はできません」などと家庭の事情を書く、「◯月◯日からの出社が可能です」と現在の状況を書く、などなど、です。

細かい勤務条件については、ここには記載せず、面接の際に担当者に確認します。

この記事では、書き方の心得的なものを中心に説明しています。書き方そのものを詳細に説明したものは、たくさんあります。その中でも、ハローワーク インターネットサービスの「応募書類の作り方」の「履歴書」が、一番わかり易いものでした。参考にしてください。
ちなみに、これはハローワークに行くとパンフレットでもらえます。

職務経歴書

最近では履歴書と職務経歴書をペアで求められる場合が増えました。
職務経歴書は、仕事に関するあなたの経験や能力を記載するものです。

履歴書以上にアピールすることのできる書類になります。
特に定まった様式はなく、A4で1~2枚程度にまとめます。

主に次の項目をバランスよく配置します。

  • 経歴
  • 志望動機
  • 職務経歴(履歴書より具体的に)
  • 取得資格
  • 自己PR(仕事で活かせる能力など)

職務経歴書を作るには、まず「自分の棚卸し」をしましょう。自分の棚卸しとは、自分がこれまでどのようなことをしてきたか、整理し直すことです。

そして応募先の会社に合わせてまとめ直したうえで、職務経歴書に記載していきます。

資格や志望動機、アピールポイントなどは履歴書より職務経歴書に沿って質問されるでしょうから、答えは当然、準備しておきます。

「職務経歴書の作り方」もハローワークにパンフレットがあります。
文字化けするときは、ブラウザを変えるか、ダウンロードしてから見ます。

まとめ

履歴書は、書類選考が履歴書のみの場合は、非常に重要な書類になりますので、心を込めて作ります。

職務経歴書は、具体的にあなたの能力を応募先の会社でどう活かすか、のアピールになります。

どちらにしても、最終的に採用かどうか決定する面接の際に、重要な選考書類となります。
履歴書・職務経歴書の内容が悪かったけれど、面接が抜群で採用した、ということはほとんどありません。

履歴書・職務経歴書は、記載した内容について、面接官がこう質問したら、こう答えようと、考えながら書くことです。自分のQ&Aを作ると面接対策にもなります。

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