家の中の模様替えをして、結果的に捨てられない本や物の吹き溜まりができました。
適当な家具もないので、家にあった端材を使って棚を作りました。
とにかく、仕事関係の本を貯めておく場所が絶対的に足りません。
前日に、「有効活用していなかった床の間を書斎化」しましたが、この書斎、格好はいいものの、収納には難点があります。
材料集め
ざっとした設計図を描いて、材料をかき集めてみました。鉤形の棚を3段作るつもりです。
使えそうな、集成材、合板、角材など。板材は25mmと30mmです。角の面取りしてある板材は、まな板で、本来の用途では、これまで使われてこなかったもの。
設計の概要
鉤形、つまり直角に曲がった棚を作る計画ですが、手持ちの材料では、一枚物で作れません。板と板との結合が不可欠になります。今回は、木工用ボンドだけで接着しようと思います。
<長い辺が620mmで奥行きが220mmの計画ですが、こんなきれいな形にはなりません。>
3段目は、一番上なので、見た目も考え、もっとも状態の良い板を使いました。
板の接着
必要な長さにカットして、木工用ボンドで接着します。
木工用ボンドは、接合する面と面に隙間がなければ、ほぼ完全に接着し、そこから剥がれることはありません。
接着した後は、ノコギリやサンドペーパーがけなど加工も自由です。
注意点としては、
- 接着する面と面に隙間がないこと
- 接着面に凸凹やホコリがないようにする
- 均一に木工用ボンドを塗ること
- できるだけ強い力で、接着する面と面を押し付けること
- 完全に乾燥するまで動かさないこと
加工のコツは、
- 乾燥するまで動かせないので、ズレないように注意する
- はみ出たボンドは、乾燥する前に濡らしたウエスで拭き取る
今回は、4箇所の接着です。しかも、板と板をつけて一つの板にする、ちょっと難しいミッションです。といっても、専用の接着工具も持たないので、平板な板の上で、接着する面に木工用ボンドをつけて放置するだけです。
注意点の「強い力で押し付ける」こともできないし、完全に「面と面に隙間がない」ようには加工できないので、木工用ボンドが乾いた後に、薄いベニア板で補強しました。
F型クランプやスプリングクランプの接着工具も持っていて、工夫次第では使えそうでしたが、ヘタに使うとミスるし、今回は板と板との加工後の平面性を優先しました。
それにしても、木工用ボンドは木を使った工作には、なくてはならないものです。
今回、主に使用したのは、木工用速乾です。速く固まるので、位置調整や、はみ出たボンドの拭き取りなどを素早くしなければなりませんが、作業性が高いので、一気に作業を進めるときには強い味方です。
棚板の完成
完成した棚板の裏面です。右から1段目、2段め、3段目です。
補強用のベニア板が、なんともかっこ悪いです。
棚板の支え
棚板を支える角材を木工用ビス(スレッド)で壁に直付しました。
スレッドを取り付ける角材の下穴を開けるのが大変です。
完成
棚板は、支えの角材にスレッドで固定してあります。
今回は、すべての棚に本をぎっしり詰めても大丈夫な強さを求めて、重量を支える角材も6本つけました。この角材も木工用ボンドだけで固定です。
結果として、十分すぎる強度を得ることが出来ました。
端材で作った物としては、なかなかの品質で、接合した板の平面性も大丈夫です。
おすすめのDIY用品
今回、はみ出たボンドを拭き取るのにウエスを使いました。使用したウエスは、ボンドが染み込むため使い捨てになりますので、ペーパー製が好ましいところです。
このように、DIYにウエスは欠かせないものですが、なかなか、これというものに巡り会えていませんでした。
ペーパーウエスもいろいろ試してみましたが、ハードワークでなくてもぼろぼろなってきます。
ある日、スーパーのキッチンペーパー売り場で、「洗って使える」の文字に惹かれて、「スコッティの洗って使えるペーパータオル」を購入しました。
すれ擦れにもぼろぼろなることなく、耐久性十分です。
耐久性が高いばかりでなく、破こうとしても、なかなか破れない強度もあります。
DIYだけでなく、洗車やハンカチの代わりにも使えます。
不思議なのは、これだけの耐久性があり値段も耐久性が劣るペーパーウエスより安いのに、DIYコーナーに置いてないことです。
台所シーンより、DIYやお掃除シーンで大活躍しそうです。ぜひ、みなさんも一回使ってみてください。
コメント